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将棋とチェスでの捕虜の使い方

名人に香車を引いた男。

もうこれだけで、かっこいい。
将棋棋士、升田幸三のことだ。
あれくらい規格外の人物が出てくると、
それが、どんなジャンルでもワクワクさせてくれるだろう。

ところで、升田がGHQとのやりとりなかで、

「チェスは捕虜を殺害してるが将棋はちゃんと生かしてる」

と言ったのはよく知られている。捕虜とは駒のことである。

負かした相手を殺さずに活かすという発想は、建設的でよろしい。

明治維新に活躍した幕臣たちを調べていて、そんなことを思った。
もっと明治政府の場合は、彼らを活用しなければ、
とてもやっていけない状態にあったわけだけども。

かつての敵と味方が手を組む姿は、なんともシビれる。


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ざんねんな偉人伝: それでも愛すべき人々 (新しい伝記シリーズ)

ざんねんなジャイアンツおじさん


先週の日曜日は「巨人対横浜」を観に、東京ドームに行き、
その後に、「FC東京対アルビレックス新潟」を観に、
味元スタジアムに行くという過酷な1日でした。

一緒に行った知人は巨人ファンで、
巨人が劇的なサヨナラ勝ちをしたというのに、わがFC東京はドロー……。
今、「まさかのドロー」って書こうとして止めました。
天皇杯では1回戦で、J3のAC長野パルセイロに負けていますからね。
味スタでライター先輩の岡部さんと遭遇できたのは、良かった。
しかし、まあすっきりしない試合でした。

そんな「ざんねんなFC東京」ではあるのですが、
東京ドームには、特定のビールの売り子さんと嬉しそうに話す、
ざんねんなジャイアンツおじさんがちらほらと……。

「お代わりするときはこの子!」

と決めているようで、ちょっとしたキャバクラみたいなノリなのかと。
もちろん、一部ですが、Jリーグではない、光景です。

結構、必死な感じで、ざんねんでありました…。
楽しみ方はそれぞれか~。


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ざんねんな偉人伝: それでも愛すべき人々 (新しい伝記シリーズ)





編集者はブログを見る


「ブログなども拝読いたしまして、ぜひ、原稿のご執筆を……」

ということが、立て続けにあり、今週は打ち合わせが数件。
ありがたいと思う一方で、全くブログを更新していないことに気づく……。

編集者は、結構、新規で依頼する前にブログなど見たりしますね。
SNSでは、大まかにヤバそうなやつじゃないどうかかをみて、
ブログで、文章がどんな感じかを、見ているんじゃないか、とも思います。

もちろん、書籍など出している場合は、
まず、書籍を読みますから、その後の話ですけどね。

やはり自分発信のメディアが、書き手にあるのならば、
それも編集者は一応はチェックするものなのではなかろうか。

しばらくは、新刊の宣伝でもしますか。
下記です、よろしくです。


ざんねんな偉人伝: それでも愛すべき人々 (新しい伝記シリーズ)

電通の仕事に編集者は耐えられるか

電通で違法な長時間労働が常態化していた――。女性社員の方が自殺したことで、そんな事実が明るみなり、社会的に問題視されています。

マスコミ全般そうだとは思うのですが、出版業に携わる人たちも、長時間労働に陥っているケースが少なくありません。そんなわけで、電通事件の影響で、消灯が早くなったような出版社もいくつかあるようです。労働基準法違反の疑いで、立ち入り調査なんて入れば大変ですからね。
 
しかし、電通の件は、長時間労働そのものはもちろんですが、その内容があまりといえば、あまりだなという感想を僕は持っています。とりわけ、朝日新聞が報じていた、以下の内容には、戦慄しました。

 
電通では、社内の飲み会の準備をする幹事業務も新入社員に担当させており、「接待やプレゼンテーションの企画・立案・実行を実践する重要な訓練の場」と位置づけている。飲み会の後には「反省会」が開かれ、深夜まで先輩社員から細かい指導を受けていた。
 
 
飲み会のあとの反省会とか、意味がわかりません。どんな長時間勤務が平気な編集者でも、これに耐えられる人は少ないのではないでしょうか。もともと、そういう体育会的なノリが苦手で、出版業界を選んでいる、ということもあると思うので……。
 
どちらかというと、長時間労働にスポットライトがあたって「早く帰らせよう」という流れになっていますが、それ以前に、意味のわからん仕事をやらされるのは、とても苦痛でしょうね。そちらのほうが問題ではないかなと思います。



格差なき病、それは梅毒

『〇〇の世界史』というタイトルの本もいささか食傷気味ですが、『性病の世界史』は面白いです。草思社が2003年に発行した『王様も文豪もみな苦しんだ性病の世界史』という本が、2016年2月に文庫化されたもの。
 


文庫 性病の世界史 (草思社文庫)


著者は1971年、ドイツに生まれたピルギット・アダムという作家で、女性なんですね。中世の浴場や村の男女が集まる紡ぎ部屋、そして、協会の懺悔室までも、男女の欲がうずまいており、性病の温床になっていた……。そんな中世ヨーロッパの乱れっぷりを、冷静な筆致で綴っています。

性病は身分の差に関係なく、農民から王までを苦しめました。著者はこんなふうに書いています。


「梅毒は上下のへだてなく万人平等に感染するデモクラティックな病気であった。この病気は兵士や流れ者や娼婦といった、いわば社会の底辺だけに猛威をふるったのではなく、やがて社会の最上層にまで巣食うようになったのである」


宮廷病=梅毒、そんな時代だったとか。そして、芸術家や文豪も、また梅毒に苦しみました。ボードレール、ベートベン、ハイネ、シューベルト、オスカー・ワイルドなど。もちろん、これは一部ですよ。

翻訳家の瀬野文教さんの訳が、非常に読みやすい。翻訳本は訳次第で大きく変わるので、訳者から本を選ぶのもいいかもしれません。性病の窓から、ヨーロッパをのぞいてみれば、という恐ろしくも刺激的な本です。




著作一覧
プロフィール

真山知幸

Author:真山知幸
真山知幸。執筆業。著書に『大富豪破天荒伝説』(東京書籍)、『君の歳にあの偉人は何を語ったか』(星海社新書)、『天才100の名言』『不安な心をしずめる名言』(PHP研究所)、監修に『恋する文豪』(東京書籍)など。他の筆名含めて著作は計23冊(うち監修2冊)。名古屋外国語大学で現代国際学特殊講義など。
【メール】
mayama.tomoyuki(at)gmail.com
※ (at) は @ に置き換えて下さい

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