名言相談室(1)「いつも恋人未満で終わってしまうのはなぜ?」

はい、お便りありがとうございます。
ふむ、愛知県にお住まいの16歳の男性、
ラジオネーム、りょうたろうさんから、
こんなお悩み。

「女の子とどれだけ仲良くなっても
なかなか恋愛対象としてみてもらえません。
どうすればいいでしょうか」



ああ、なるほどですね。
女の子と話せない、とかではなくて、
話せるがゆえに仲良くなりすぎてしまうと。
そんなことしてるうちに、
そのへんのわけのわからん変形ズボン履いた、
不良に持っていかれると、そういうことですね。

これは、結構よくあることだと思いますが、
一体、なぜなんでしょうか。

先生、教えてください。



「始終接触して親しくなり過ぎた男女の間には、
恋に必要な刺戟の起る清新な感じが
失われてしまうように考えています。

香をかぎ得るのは、香を焚き出した瞬間に限るごとく、
酒を味わうのは、酒を飲み始めた刹那にあるごとく、
恋の衝動にもこういう際どい一点が、
時間の上に存在しているとしか思われないのです。

一度平気でそこを通り抜けたら、
馴れれば馴れるほど、親しみが増すだけで、
恋の神経はだんだん麻痺して来るだけです」



201312161058_2.jpg


当然、仲良くならなければ恋は始まらないわけですが、
仲良くなりすぎても刺激がなくなってしまうため、
早めに勝負をかけて、無理そうならば、
とっとと次にいきましょう、とそういうことですね。


漱石先生、ありがとうございました!
りょうたろうさん、がんばってくださいね!



【今回の本】

すごいカバーだな……。

こころ (集英社文庫)こころ (集英社文庫)
(1991/02/25)
夏目 漱石

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プロフィール

真山知幸

Author:真山知幸
真山知幸。執筆業。著書に『大富豪破天荒伝説』(東京書籍)、『君の歳にあの偉人は何を語ったか』(星海社新書)、『天才100の名言』『不安な心をしずめる名言』(PHP研究所)、監修に『恋する文豪』(東京書籍)など。他の筆名含めて著作は計23冊(うち監修2冊)。名古屋外国語大学で現代国際学特殊講義など。
【メール】
mayama.tomoyuki(at)gmail.com
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