「今でしょ」の精神は持ち続けたい

今年は流行語大賞が混戦になりそう。「今でしょ」「アベノミクス」「じぇじぇじぇ」「倍返しだ」。どれも流行したといえるもの。テレビ発ではない「アベノミクス」が一番、浸透したかなと個人的には思うけど、使いやすいのは「じぇじぇじぇ」か。

でも個人的に覚えておきたいのは「今でしょ」。流行語としてはもう飽きられているけど、この言葉、なかなか侮れない。今だって、やりたいことはたくさんあるのに、そのうちのほとんどは先送りされている。「落ち着いたら……」と言いながら、これまでを振り返っても落ち着いた時期というのは、ほとんどない気がするし、そういう「落ち着いた時期」ほど、案外と何もしないものである。

つまり、どれだけ今が忙しく、当面の問題があったとしても、やりたいことはやっておくべきなのだろう。そう、今、なのだ。いつか、ってほんとにやらないよなあ。まず、やらない、うん。時期を見ることがいけないわけではないけどね。

先延ばしにしていることは、ぐいと手元にひきつけてしまったほうがよいことが多い。やりたいことは「やりたい」と思ったときが旬なのだ。今は、自分のその意欲がいつか失われるなんて想像できなくても、モチベーションというものは結構、気まぐれだ。こればっかりはコントロールするのは、難しい。

「これがしたい」「これが観たい」「これが読みたい」「これが食べたい」といったさまざまな欲求には、時に苦しめられるけど、それがなくなったとき、意欲があった時代を懐かしく、そしてうらやましく思うのだろう。

そうなる前に、今でしょ、なのだ。



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真山知幸

Author:真山知幸
真山知幸。執筆業。著書に『大富豪破天荒伝説』(東京書籍)、『君の歳にあの偉人は何を語ったか』(星海社新書)、『天才100の名言』『不安な心をしずめる名言』(PHP研究所)、監修に『恋する文豪』(東京書籍)など。他の筆名含めて著作は計23冊(うち監修2冊)。名古屋外国語大学で現代国際学特殊講義など。
【メール】
mayama.tomoyuki(at)gmail.com
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