3回目の「菊次郎の夏」

菊次郎の夏 [DVD]菊次郎の夏 [DVD]
(2007/10/26)
ビートたけし、関口雄介 他

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観るのは3回目だけど、
10年ぶりとあって忘れているところもちらほら。
後半はこんなに長かったかしら。
しかも変態のおじさん役を演じていたのが、
麿赤兒だったとは・・・!
同じ映画を見返すのも悪くないものだ。
 
まだ会ったことのないお母さんのもとを訪ねる、
いうシリアスな目的でありながらも、
正男君と菊次郎の珍道中ぶりが型破り過ぎる。

小さい頃に菊次郎みたいなめちゃくちゃな
おっさんが近所にいれば、
社会に出ても動揺しないだろうな・・。
 
徐々に心を開く正夫君。
海岸を2人で歩くシーンは何度観てもいい。


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映画「八日目の蝉」

八日目の蝉 通常版 [DVD]八日目の蝉 通常版 [DVD]
(2011/10/28)
井上真央、永作博美 他

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永作博美演じる希和子は、
既婚者の男性と不倫関係にあって妊娠したが、
相手に「もう少し待って欲しい」と言われて中絶。

男性の妻との離婚を信じていたが、
男にはそんな気は毛頭なく(そりゃそうだろうな)、
それどころか、妻との間に第1子をもうける。

不倫を知った男性の妻からは罵倒され、
人生を台無しにされた希和子がとった行動が、
生れたばかりの子どもの誘拐だった。

赤子を無防備に放置しすぎだろう、
というツッコミはさておき、
このストーリーの肝は、
その子どもに中絶した娘の名前をつけて、
実の娘のように育てるところである。

逃亡生活を続けながら、誘拐した子どもと
貧しいながらも豊かな親子関係を築いた希和子。
やがて希和子は逮捕され、
子どもは実の親のもとに返されるが、
幼少期の3年間は大きく、
実の母親との関係に苦しむことになり・・・。

成長した娘・恵理菜を演じたのが、井上真央。
事件のこともあり、物事に冷めた生き方をしていたが、
自分を誘拐した希和子との足取りをたどるうちに、
幼い頃の記憶が揺さぶられていく。

ややもすれば荒唐無稽にもなる展開に
リアリティを持たせたのは原作の力も大きいだろうが、
役者陣がよい演技をしていたからだろう。
恵理菜を取材するフリーライターは
物語のキーパーソンともなる大事な役どころだが、
小池栄子が演じて、挙動不審なキャラクターが板についていた。
重い展開だけにコミカルな演技に救われるような思いも。


幼少期の時間を共有した相手との足跡は、
時間とともに薄れはしても、
脳の奥底に残り、決して消えることはない。
それがたとえ血のつながりがない相手であっても。


才能と努力について考える映画

王者・水谷の6連覇を阻止したのは高校生の吉村!
男子卓球が盛り上がる今、観たくなるのは、
松本大洋原作の、この映画。

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(2011/11/25)
窪塚洋介、中村獅童 他

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才能は求める者に与えられるわけではないという残酷さ。
そしてまた才能だけでも行き詰る。

アクマのセリフがいいんだよなあ。

「どうしてお前なんだよ!? 一体どうして!!」
「俺は努力したよ!! お前の10倍、いや100倍 1000倍したよっ!」


言いたくもなるよなあ。


そういえば、高校のサッカー部で、
「足達さん」という、練習さぼりまくってるのに
恐ろしく上手いドリブラーがいた。
そういう不真面目極まりないが、確かにうまいのを
試合で出すかどうかは、指導者としても難しいところだろう。

努力と才能。
何もスポーツに限ったテーマじゃないが、
明確な勝敗として露わにされるシビアさは、
スポーツならではだろう。


東野圭吾が描く「片恋の美しさ」

容疑者Xの献身 スタンダード・エディション [DVD]容疑者Xの献身 スタンダード・エディション [DVD]
(2009/03/18)
福山雅治、柴咲コウ 他

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テレビで映画「容疑者Xの献身」を観た。
原作は東野圭吾である。

この作品で彼はようやく直木賞を受賞。
それまで何度も候補に挙がりながらも落選し続けた理由として、
選考委員のある方との確執が噂にもなった。
知っている人も多いかもしれない(※1)。

この映画、実は観るのは、2回目だ。
堤さんの演技があまりにも良かったので、
もう一度観てしまったのである。
 
やっぱり二度目でも良かったなあ。
わかっていてもあのラストシーンで、
胃がせりあがるような切なさを覚える。
太宰のこの言葉が思わず浮かんで来たのだった。


「片恋というものこそ
常に恋の最高の姿である。」

(『チャンス』)




【※1】
東野圭吾氏、直木賞受賞オメ
http://d.hatena.ne.jp/muffdiving/20060121/1137845172


 
容疑者Xの献身 (文春文庫)容疑者Xの献身 (文春文庫)
(2008/08/05)
東野 圭吾

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プロフィール

真山知幸

Author:真山知幸
真山知幸。執筆業。著書に『大富豪破天荒伝説』(東京書籍)、『君の歳にあの偉人は何を語ったか』(星海社新書)、『天才100の名言』『不安な心をしずめる名言』(PHP研究所)、監修に『恋する文豪』(東京書籍)など。他の筆名含めて著作は計23冊(うち監修2冊)。名古屋外国語大学で現代国際学特殊講義など。
【メール】
mayama.tomoyuki(at)gmail.com
※ (at) は @ に置き換えて下さい

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